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実家を売却する手続きは何から?相続登記の前に要注意

  • harada-hudousan
  • 8月13日
  • 読了時間: 14分

要約:実家を売却する手続きは、名義と相続関係の確認から始めることが大切です。理由は、亡くなった親名義のままでは売買契約や引き渡しに進めないためです。本記事では、相続登記前の注意点、必要書類、査定から売却までの流れを整理します。


実家を売却する手続きは何から始めるのか


実家を売りたいと思っても、すぐに不動産会社へ依頼して売り出せるとは限りません。まず確認したいのは、誰の名義になっている不動産なのか、相続が発生しているのか、関係者の同意が取れる状態なのかという点です。ここを早めに整理すると、あとから手続きが止まるリスクを減らせます。


最初に確認したい所有者と登記名義


はじめに法務局で登記簿謄本を取得し、土地や建物の所有者を確認します。親が存命で本人名義の場合は、原則として本人が売主になります。一方、亡くなった親の名義のままなら、相続人への名義変更が必要です。実家の権利関係は家族の記憶だけでは判断できないため、登記情報を基準に確認することが大切です。


売却までの全体の流れと目安期間


一般的な流れは、名義確認、相続人確認、必要書類の準備、査定依頼、売却方法の決定、売買契約、決済と引き渡しです。相続登記や遺産分割協議が必要な場合は、数週間から数か月かかることがあります。境界確認や家財整理が加わると、さらに時間を見ておく必要があります。


相続前・相続後で変わる手続きの違い


親が存命中に売却する場合は、本人の意思確認が大切です。認知症などで判断能力に不安がある場合は、成年後見制度の確認が必要になることがあります。相続後の売却では、相続人全員の確認や遺産分割協議、相続登記が関わります。どちらの状況かによって準備する書類と進め方が変わります。


相続登記の前に確認したい注意点


相続登記は実家売却に向けた重要な手続きですが、急いで名義変更をする前に確認したいことがあります。誰が相続人なのか、実家を売るのか使うのか、売却代金をどう分けるのかを曖昧にしたまま進めると、家族間で行き違いが起きやすくなります。


相続人が誰なのかを戸籍で確認する


相続人は、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍をたどって確認します。配偶者、子、親、兄弟姉妹など、家族構成によって相続人の範囲が変わります。普段の付き合いが少ない親族が相続人になることもあるため、思い込みで判断せず、戸籍をもとに確認する必要があります。


遺産分割協議が必要になるケース


遺言書がない場合や、遺言書の内容どおりに分けない場合は、相続人全員で遺産分割協議を行います。実家を誰が相続するのか、売却後の代金をどう分けるのかを決め、遺産分割協議書にまとめます。協議書には相続人全員の署名と実印の押印が必要になるため、早めに話し合いの場を設けると進めやすくなります。


名義変更を急ぐ前に売却方針を話し合う


とりあえず誰か一人の名義にする方法もありますが、その後の売却代金の分け方で確認不足があると、親族間の不満につながります。売るのか、貸すのか、しばらく保管するのかを話し合い、費用負担や管理の役割も整理しておくと安心です。名義変更は、その方針に合わせて進めることが大切です。


相続登記の義務化と期限の考え方


相続登記は、令和6年4月1日から義務化されています。相続で不動産を取得したことを知った日から3年以内に申請する必要があります。正当な理由なく申請しない場合は、10万円以下の過料の対象になることがあります。売却予定がある場合も、期限を意識して準備を進めることが必要です。


実家売却に必要な書類と準備する順番


実家売却では、書類集めが思ったより時間を使う部分です。すべてを一度にそろえようとすると負担が大きいため、登記や税金に関わる資料から確認し、相続関係の書類、本人確認書類、土地境界に関わる資料へと順番に進めると整理しやすくなります。


登記簿謄本や固定資産税納税通知書の確認


登記簿謄本では、所有者、地番、地目、面積、抵当権の有無を確認します。固定資産税納税通知書には、課税されている土地や建物の内容、評価額が記載されています。査定時にも役立つ資料なので、手元にある場合は保管場所を確認しておくとよいです。


本人確認書類・印鑑証明書・住民票の準備


売主になる方は、本人確認書類、印鑑証明書、住民票などを準備します。印鑑証明書は発行から一定期間内のものを求められることがあるため、売買契約や決済の時期に合わせて取得します。住所変更をしている場合は、登記上の住所と現在の住所がつながる書類が必要になることがあります。


相続物件で必要になる戸籍謄本や遺産分割協議書


相続した実家を売却する場合は、亡くなった方の戸籍謄本、相続人の戸籍謄本、住民票、遺産分割協議書などが必要です。書類の範囲は相続関係によって変わります。途中で不足に気づくと登記申請が止まるため、司法書士に確認しながら集めると手戻りを減らせます。


境界確認書や測量図がない場合の対応


土地を売る場合は、隣地との境界が明確かどうかも確認します。境界確認書や測量図がない場合、買主から測量を求められることがあります。古い住宅地や農地に近い土地では、境界標が見つからないこともあります。早めに現地を確認し、必要に応じて土地家屋調査士へ相談します。


実家の査定から売却活動までの進め方


名義や相続関係の整理と並行して、実家がいくらくらいで売れそうかを把握することも大切です。査定額は売却方針を決める材料になります。ただし、査定額だけで判断するのではなく、売却期間、建物の状態、片付けや解体の費用も合わせて見る必要があります。


不動産会社に査定を依頼する前に整理する情報


査定前には、所在地、土地と建物の面積、築年数、リフォーム履歴、空き家になった時期、雨漏りや設備不具合の有無を整理します。固定資産税納税通知書や登記簿謄本があると、より具体的に確認できます。家財が残っている場合も、量や処分予定を伝えると売却方法を考えやすくなります。


仲介と買取の違いを理解して選ぶ


仲介は、不動産会社が買主を探す方法です。市場で買主を探すため、条件が合えば希望に近い価格で売れる可能性があります。一方で、売却までの期間は物件や時期によって変わります。買取は不動産会社が直接買い取る方法で、価格は仲介より低くなることがありますが、現金化までの期間を短くしやすい点があります。


空き家や築年数が経った家の見られ方


築年数が経った実家は、建物を使う前提で見る買主と、解体して土地として考える買主で評価が変わります。雨漏り、傾き、給排水設備、断熱性、駐車スペースなどが確認されます。空き家期間が長い場合は、換気不足や水まわりの劣化、庭木の越境も見られるため、査定前に状態を把握しておくと説明しやすくなります。


売買契約から引き渡しまでに行うこと


買主が決まると、売買契約を結びます。契約後は、抵当権の抹消、残置物の撤去、境界確認、必要書類の準備を進めます。決済日には、売買代金の受け取り、所有権移転登記、鍵の引き渡しを行います。契約内容によって売主が行う作業は変わるため、事前に確認しておくことが必要です。


兄弟や親族と実家を売却するときの話し合い


実家売却は、不動産の手続きだけでなく家族間の確認も大切です。思い出がある家だからこそ、売却価格や時期だけで話を進めると、気持ちの面でずれが出ることがあります。費用、管理、代金の分け方を記録に残しながら進めると、後日の確認がしやすくなります。


売却価格や時期を決める前に共有したいこと


まず共有したいのは、実家を維持した場合にかかる固定資産税、草刈り、除雪、火災保険、修繕費です。売却時期を先延ばしにする場合は、誰が管理し、費用をどう負担するのかを決めます。価格については、査定額を見ながら最低希望額や値下げ判断の基準を話し合うと、意見を合わせやすくなります。


代表者を決めて手続きを進める場合の注意点


相続人が複数いる場合、窓口となる代表者を決めると連絡は進めやすくなります。ただし、代表者だけの判断で売却条件を決めると、ほかの相続人との行き違いが起きることがあります。価格変更、契約条件、費用負担などは、その都度共有し、メールや書面で記録を残すことが大切です。


共有名義の不動産を売るときに必要な同意


共有名義の実家を売却するには、共有者全員の同意が必要です。一人でも反対している場合、通常の売却は進められません。共有者が遠方に住んでいる場合も、契約書への署名や実印の押印、印鑑証明書の提出が必要になります。早めに予定を確認しておくと、契約日や決済日の調整がしやすくなります。


売却代金の分け方と記録の残し方


売却代金は、相続分や遺産分割協議の内容に沿って分けます。仲介手数料、測量費、解体費、家財処分費などを誰が負担したのかも記録しておきます。領収書や振込明細を保管し、精算表を作ると後から確認できます。親族間でも、金額に関わることは書面で残すことが安心につながります。


実家売却でかかる費用と税金の基礎知識


売却代金が入る前に、必要な費用や税金を把握しておくと手元に残る金額を見通しやすくなります。実家の状態や土地の境界、相続登記の有無によって費用は変わります。税金は取得費や売却価格、利用できる特例によって判断が変わるため、早めに確認することが大切です。


仲介手数料・登記費用・測量費用の目安


仲介で売却する場合は、売買契約が成立したときに仲介手数料がかかります。上限は法律で決められており、売買価格に応じて計算します。相続登記や抵当権抹消登記では司法書士費用や登録免許税が必要です。境界が不明な土地では測量費用がかかることがあり、土地の広さや隣地の数によって金額が変わります。


譲渡所得税がかかる場合とかからない場合


実家を売って利益が出た場合は、譲渡所得税や住民税がかかることがあります。利益は、売却価格から取得費や譲渡費用を差し引いて計算します。取得費が分からない場合は概算取得費で計算することがあり、税額に影響します。損失が出る場合や特例が使える場合は、税負担が変わります。


相続した空き家の特例を確認する


相続した空き家を売却する場合、一定の条件を満たすと譲渡所得から最高3000万円を控除できる特例があります。対象になる建物の建築時期、被相続人の居住状況、耐震基準、売却期限などの条件があります。使えるかどうかは個別に確認が必要です。税務署や税理士に相談し、申告に必要な書類を早めに確認します。


固定資産税や解体費用も含めて考える


売却まで所有している間は、固定資産税や都市計画税がかかります。建物を解体する場合は解体費用が必要になり、住宅用地の特例が外れて翌年の固定資産税が変わることもあります。更地のほうが売りやすい場合もありますが、地域や土地条件によって判断は変わります。査定時に建物付きと更地の両方で確認すると比較しやすくなります。


空き家になった実家を売却する前の管理と片付け


空き家の実家は、売却準備を始めるまでの管理も大切です。人が住まなくなると、換気不足、給排水の不具合、庭木の伸び、冬場の凍結などが起きやすくなります。売却時の印象だけでなく、近隣との関係や修繕費にも関わるため、無理のない範囲で確認を進めます。


家財整理を始めるタイミング


家財整理は、売却方針が決まる前から少しずつ始められます。貴重品、権利証、通帳、保険証券、写真、仏壇など、処分前に家族で確認したいものを分けておきます。すべてを一度に片付けると負担が大きいため、部屋ごとに進めると作業しやすくなります。業者に依頼する場合は、見積もり内容と処分範囲を確認します。


水道・電気・庭木など最低限確認したい管理項目


空き家では、通水、換気、雨漏り、屋根や外壁の破損、窓の施錠、郵便物の有無を確認します。北海道の冬は凍結対策が重要で、水抜きや暖房設備の状態を見ておく必要があります。庭木が道路や隣地に出ている場合は、早めに剪定します。管理記録を残しておくと、売却時に状況を説明しやすくなります。


解体して土地として売るか建物付きで売るかの判断


建物を残して売るか、解体して土地として売るかは、築年数、劣化状況、土地需要、解体費用で判断します。建物を使える状態なら、購入後すぐに住みたい人の検討対象になります。修繕費が大きい場合は、土地として見る買主が中心になることがあります。解体前に査定を受け、費用と売却価格の差を比べることが必要です。


近隣への配慮とトラブルを避けるための確認


売却前には、越境している庭木、壊れた塀、雪の落下、排水の流れなどを確認します。境界が曖昧なままだと、買主との契約前に調整が必要になることがあります。長く空き家だった場合は、近隣の方が気づいている不具合を教えてくれることもあります。現地確認を行い、分かる範囲で整理しておくと安心です。


合同会社原田不動産が帯広・十勝エリアで行う実家売却の手続き支援


帯広市や十勝エリアの実家売却では、土地の広さ、道路付け、除雪のしやすさ、農地や郊外住宅地との距離など、地域ごとの条件が価格や売り方に関わります。合同会社原田不動産では、戸建てや土地を中心に、相続や空き家の相談も含めて現実的な進め方を一緒に整理しています。


地域相場や土地需要を踏まえた査定


査定では、近隣の成約事例、土地の形、接道状況、建物の状態、周辺施設への距離などを確認します。十勝エリアでは、車の利用を前提にした敷地や駐車スペースの見方も大切です。机上の価格だけでなく、現地の状態を見ながら、仲介と買取のどちらが合うかを整理します。


相続登記や税務相談に向けた専門家紹介


相続登記や税金の判断は、司法書士や税理士の確認が必要になる場面があります。合同会社原田不動産では、不動産査定とあわせて、相続登記や税務相談に向けた専門家の紹介にも対応しています。家族で何を決める必要があるのか、どの書類を準備するのかを確認しながら進めます。


空き家の売却・賃貸・リフォーム・解体相談への対応


空き家になった実家は、売るだけでなく、賃貸にする、必要な範囲でリフォームする、解体して土地として扱うなど複数の選択肢があります。建物の傷み具合や管理の負担、今後の使い道を確認しながら、費用面も含めて検討します。家財整理や水まわりの修繕、解体の相談にも対応しています。


早めに現金化したい方向けの買取相談


相続人が遠方に住んでいる場合や、管理費用を抑えたい場合は、買取が合うことがあります。買取は条件が合えば売却までの期間を短くしやすく、室内に家財が残っている場合でも相談しやすい方法です。価格だけでなく、引き渡し時期や片付けの負担も含めて確認することが大切です。


実家売却の手続きに関するよくある質問


実家の売却では、名義、相続登記、遠方からの手続き、空き家管理について質問を受けることがあります。ここでは、手続きの初期段階で確認されやすい内容を整理します。状況によって必要な対応は変わるため、当てはまる部分から確認してください。


相続登記をしないまま実家を売却できますか


亡くなった方の名義のままでは、原則として買主へ所有権移転登記ができません。そのため、売却前または売却と同時に相続登記を行う必要があります。相続人が複数いる場合は、誰が取得するのかを決める遺産分割協議も必要です。売却を考えた時点で、まず登記名義を確認します。


実家の名義が亡くなった親のままの場合は何をしますか


最初に相続人を戸籍で確認し、遺言書の有無を調べます。遺言書がない場合は、相続人全員で実家を誰が相続するのか話し合います。その内容を遺産分割協議書にまとめ、相続登記を申請します。登記が完了すると、名義人が売主として売却手続きを進められます。


遠方に住んでいても実家売却の手続きは進められますか


遠方に住んでいても、書類の郵送や電話、オンラインでの確認を組み合わせて進められます。ただし、本人確認、契約書への署名押印、印鑑証明書の取得、現地確認などは日程調整が必要です。家財整理や草刈り、冬場の管理が必要な場合は、現地対応を誰に依頼するかも決めておくと進めやすくなります。


空き家のまま放置してから売却しても問題ありませんか


空き家の期間が長くなると、建物の傷み、庭木の越境、雨漏り、凍結、害虫や害獣の発生などが起きることがあります。状態が悪くなると、修繕や解体の費用が必要になる場合があります。すぐに売らない場合でも、定期的な換気、通水、施錠、外まわりの確認を行うことが大切です。


まとめ


実家を売却する手続きは、まず登記名義と相続関係の確認から始めます。亡くなった親の名義のままでは売却に進めないため、相続人の確認、遺産分割協議、相続登記の準備が必要です。相続登記は義務化されており、期限もあるため、売却するか迷っている段階でも早めに状況を整理しておくと判断しやすくなります。


売却に向けては、登記簿謄本、固定資産税納税通知書、戸籍謄本、印鑑証明書、境界に関する資料などを順番に確認します。あわせて、仲介と買取の違い、家財整理、解体の必要性、税金や費用も見ておくことが大切です。兄弟や親族と共有する内容は、金額や役割を記録に残すと後日の確認がしやすくなります。


帯広市や十勝エリアの実家売却では、土地の広さや建物の状態、冬場の管理、地域ごとの需要を踏まえた判断が必要です。合同会社原田不動産では、相続物件や空き家の査定、売却、買取、解体やリフォームの相談まで、地域事情を確認しながら進めています。まずは名義と書類の確認から、無理のない順番で整理していくことが大切です。


 
 
 

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